《世界揺るがす者、ニッサ》は面白い動きをするけど、どうにかしてうまく使えないかなと思って組んでみたデッキです。
目次
デッキ構成
<クリーチャー>(13)
2《エルフェイムのドルイド 》
2《マーフォークの枝渡り》
2《高地の獲物》
3《気前のいい猫》
2《進化の賢者》
2《終末の祟りの先陣》
<呪文>(25)
2《ニッサの勝利》
2《壊れた絆》
3《狂気の一咬み》
2《灰からの成長》
2《喚起》
2《風景の変容》
2《ヴィテゥ=ガジーの目覚め》
3《ドミナリアの大修復》
2《ビビアン・リード》
3《世界を揺るがす者、ニッサ》
2《破滅の終焉》
<土地>
22《森》
マナカーブとかはこういう感じになっています。
これはひどい
呪文枚数は25枚。最初はもっと多かったんですが、練習で回してみて赤単速攻に負けたので減らしました。
勝ち筋
勝ち筋は唯一つ。土地によるビートダウンです。
重要になるのが、《世界を揺るがす者、ニッサ》の+1能力。
Nissa, Who Shakes the World / 世界を揺るがす者、ニッサ (3)(緑)(緑)
伝説のプレインズウォーカー— ニッサ(Nissa)あなたがマナを引き出す目的で森(Forest)をタップするたび、追加で(緑)を加える。
MTG wiki
[+1]:あなたがコントロールしていてクリーチャーでない土地最大1つを対象とし、それの上に+1/+1カウンターを3個置く。それをアンタップする。それは警戒と速攻を持つ0/0のエレメンタル(Elemental)・クリーチャーになる。それは土地でもある。
[-8]:あなたは「あなたがコントロールしている土地は破壊不能を持つ。」を持つ紋章を得る。あなたのライブラリーから森カードを望む枚数探し、それらをタップ状態で戦場に出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。5
+1能力は土地を3/3速攻警戒を持つクリーチャーに変えます。しかし、3/3とは言え、これだけでビートダウンするのは厳しい。
ということで、《ヴィトゥ=ガジーの目覚め》を使います。
Awakening of Vitu-Ghazi / ヴィトゥ=ガジーの目覚め (3)(緑)(緑)
MTG wiki
インスタントあなたがコントロールしている土地1つを対象とし、それの上に+1/+1カウンターを9個置く。それは《ヴィトゥ=ガジー/Vitu-Ghazi》という名前で速攻を持つ0/0の伝説のエレメンタル(Elemental)・クリーチャーになる。それは土地でもある。
土地を9/9のクリーチャーに仕立て上げます。ただ、こいつは伝説のエレメンタルなので伝説ルールが採用されているため、同じやつを並べることはできません。私はやらかしました。
主に、《ヴィトゥ=ガジーの目覚め》による9/9クリーチャーと、《世界を揺るがす者、ニッサ》による3/3クリーチャーで戦います。
しかし、9/9とはいってもトランプルを持っていないので、ブロックされれば終わり。じゃあトランプルを付与してあげようということで《終末の祟りの先陣》。
End-Raze Forerunners / 終末の祟りの先陣 (5)(緑)(緑)(緑)
クリーチャー — 猪(Boar)警戒、トランプル、速攻
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終末の祟りの先陣が戦場に出たとき、ターン終了時まで、あなたがコントロールしている他のクリーチャーは+2/+2の修整を受け、警戒とトランプルを得る。7/7
《終末の祟りの先陣》が出たターンだけですが、クリーチャーは+2/+2修正、トランプル。こいつ自身も7/7トランプルと普通にフィニッシャーを務めれます。
これを出して11/11トランプル、5/5トランプル、7/7トランプルで全部通れば23点ダメージ。
しかし、普通はブロックされて10点通るかどうかというところ。それに《終末の祟りの先陣》は8マナと重め。
ということで、更に《破滅の終焉》。
Finale of Devastation / 破滅の終焉 (X)(緑)(緑)
ソーサリーあなたのライブラリーや墓地から、点数で見たマナ・コストがX以下のクリーチャー・カード1枚を探し、それを戦場に出す。これによりあなたのライブラリーからカードを探したなら、あなたのライブラリーを切り直す。Xが10以上なら、ターン終了時まで、あなたがコントロールしているクリーチャーは+X/+Xの修整を受け速攻を得る。
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X=10で《終末の祟りの先陣》をサーチして戦場に出すと、戦場にいたクリーチャーが+10/+10。《終末の祟りの先陣》の効果も乗って+12/+12、トランプル。
21/21トランプル、15/15トランプル、17/17トランプルで53点ダメージ。トランプルなのでブロックしても34点以上軽減できなければ勝ち。
まとめると、《世界を揺るがす者、ニッサ》から3/3エレメンタル、《ヴィトゥ=ガジーの目覚め》から9/9エレメンタル。最後は《破滅の終焉》でX=10で唱え、《終末の祟りの先陣》を場に出してアタックして勝つというものです。
しかし、そうそううまくいかないので、主に9/9エレメンタルと3/3エレメンタルを強化します。
そのために《進化の賢者》を入れています。《進化の賢者》は増殖デッキでも使っています。
このデッキはフィニッシュするために大量のマナが必要なので、土地加速をします。その土地で増殖を行い、土地エレメンタル達をパンプアップ、ついでにPWの忠誠度もあげて奥義起動まで一直線、という感じです。
土地加速
フィニッシュまで行くために土地が大量に必要です。そのため、土地加速を行います。
《エルフェイムのドルイド》はタップでキッカーコスト2が出るので、これで《灰からの成長》のキッカーコストを支払います。それ以外のときはタップで1マナでるので、マナクリとしても使えます。
《ニッサの勝利》は2枚土地を加えられます。ニッサをコントロールしていれば3枚土地を手札に加えられます。
Nissa’s Triumph / ニッサの勝利 (緑)(緑)
ソーサリーあなたのライブラリーから基本森(Forest)カード最大2枚を探す。あなたがニッサ(Nissa)・プレインズウォーカーをコントロールしているなら、代わりに、あなたのライブラリーから土地カードを最大3枚探す。それらのカードを公開してあなたの手札に加え、その後あなたのライブラリーを切り直す。
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土地が詰まったら死ぬデッキなので、これで土地詰まりをある程度防げます。ついでに《進化の賢者》用の土地を用意することもできます。
さらに《風景の変容》を入れています。
Scapeshift / 風景の変容 (2)(緑)(緑)
ソーサリー望む数の土地を生け贄に捧げる。あなたのライブラリーから、その数以下の枚数の土地カードを探し、それらをタップ状態で戦場に出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。
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これも《進化の賢者》の増殖用です。土地を総入れ替えして同じ枚数の土地を新たに出すので、土地加速ではありませんが、《ドミナリアの大修復》と組み合わせると爆発的な土地加速になります。
The Mending of Dominaria / ドミナリアの大修復 (3)(緑)(緑)
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エンチャント — 英雄譚(Saga)(この英雄譚(Saga)が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承(lore)カウンターを1個加える。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I,II ― あなたのライブラリーの一番上からカードを2枚あなたの墓地に置く。その後、あなたはあなたの墓地からクリーチャー・カード1枚をあなたの手札に戻してもよい。
III ― あなたの墓地から土地カードをすべて戦場に戻す。その後、あなたの墓地をあなたのライブラリーに加えて切り直す。
《風景の変容》で落ちた墓地をそのまま戦場に戻します。風景の変容の時点で4マナ必要なので、《ドミナリアの大修復》最終章では最低4枚の土地が戻ります。これで4マナブースト。《ドミナリアの大修復》を場に出してから2ターン必要ですが、増殖を使えば次のターンで最終章まで行けるので、次のターンに4枚以上の土地を場に置けます。
この動きができれば、《風景の変容》と《ドミナリアの大修復》でブーストしたものを合わせて8マナ。序盤のマナクリや土地加速もあるので、10マナ~12マナに届きます。これでフィニッシュムーブの準備は整いました。
また、《世界を揺るがす者、ニッサ》の奥義は土地を好きなだけ出しても良いという効果を持ちます。土地加速から増殖、奥義起動してしまえば、ライブラリにある全ての土地を戦場出せます。もはやマナに困ることはないでしょう。
その他
土地はサーチできますが、クリーチャーをサーチできないと死にます。なので、《気前のいい野良猫》を入れています。
Generous Stray / 気前のいい野良猫 (2)(緑)
クリーチャー — 猫(Cat)気前のいい野良猫が戦場に出たとき、カードを1枚引く。1/2
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CIP能力で1ドロー。問題は3マナ。2マナで1/1か3マナで2/1ならもっと使い勝手が良かったんですが・・・。緑のドローカードを知らないので、目についたこれを入れています。
また、《マーフォークの枝渡り》は2マナで出せて2/1か3/2になれるので、探検後は殴ってよし、ブロックさせてよしと使いみちの多いクリーチャーです。
ドローして土地、次のターンもドローして土地ということが起こるとこのデッキは死にます。なので、 探検でライブラリトップが土地なら手札に加えることで、次のドローが土地ということを防いでくれますし、もし次のドローが土地でも、2ターン連続土地が、引いたら土地だったという程度で済みます。
さらに、序盤に並べるものがないのでライフが減ります。それの対策として《高地の獲物》を入れています。PIG能力で2点ゲイン。
あとは、除去など。
《壊れた絆》はエンチャント、アーティファクト破壊用。更に追加で土地を1枚出してもいいというおまけつき。2マナという軽さもいい。
《狂気の一咬み》はクリーチャー破壊用。9/9エレメンタル出せるし、大体のクリーチャーは落とせます。
《喚起》は墓地回収。PWが除去されたら《喚起》で手札に戻してもう一回出すためです。《世界を揺るがす者、ニッサ》はこのデッキでは重要ですから。
《ビビアン・リード》は奥義起動すれば勝ち。+1/+1能力も優秀。-3能力でエンチャント、アーティファクト、飛行破壊できる。万能。
回した感想
《進化の賢者》が来なくても、9/9エレメンタルと3/3エレメンタルで結構しのげます。また、なかなかに面白い動きができたので、ええんちゃんか、という感じです。
組んでからほとんど回していないので、回しつつ調整していきたいです。
修正案
- 2マナでCIP能力で1ドローできるクリーチャー
- 《樹上の草食獣》入れたい
- 《進化の賢者》は3枚入れたい
- 《終末の祟りの先陣》入れるなら、《攻撃的なマンモス》のほうがいい?
- 《風景の変容》《ドミナリアの大修復》コンボはぶっちゃけきついので《風景の変容》を外す
《終末の祟りの先陣》は出したターンにしか他のクリーチャーにトランプルが付与されないので、それより《攻撃的なマンモス》でずっとトランプル付与のほうが良さそう。
また、《風景の変容》と《ドミナリアの大修復》コンボはロマン・・・だけど、そんなことするなら、さっさと《世界を揺るがす者、ニッサ》の奥義を起動すればいいんじゃない?